再见歌舞伎町

一流ホテル勤めと周囲に偽りラブホテルの店長をしている徹(染谷将太)はミュージシャンを夢見る同居中の恋人・沙耶(前田敦子)との関係が倦怠期になりかけていた。歌舞伎町のラブホを主軸とした新宿界隈で繰り広げられる群像劇。 ラブホの店長：徹と売れないミュージシャン：沙耶の倦怠期カップル、大久保に住んでる韓国人の出稼カップル、時効1日前の熟年夫婦、家出少女とスカウトマン、年増の職場不倫カップル等など、新宿のラブホ界隈を通して渦巻く『1日』の中に『それぞれの日』があって、特に染谷くん演じる徹の場合は色々と辛過ぎて同情する。そこが面白味でもあるんだけど。映画自体はR15+で結構エロいんですが、色々詰め込もうとした感はあります。 染谷さんと妹のエピソードで東日本大震災のことを描こうとしたりとか、染谷さんと前田さんの自転車のシーンで新大久保のヘイトスピーチを入れてたりとか、そういう現在（いま）感はありました。 実際の歌舞伎町はもっとドロドロしてますよね。